破戒

きまりなんてものはなかったのにいつの間にか自分で自分という枠を作りその中で生きている。
そこから抜け出すことがこわいのか、破壊することがこわいのか、破戒されてしまうことがこわいのか。
恐れが一層その枠を強固なものにしていく。
自分が何を感じて何を思うにも自由なはずなのに。