批判すべきは無知そのものではなく学習しようとしない姿勢。

無知は確かに罪である。その償いは学習することだ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://39miku.blog11.fc2.com/blog-entry-22.html
無知をバカにするのは簡単だ。が、無知を理解させることは困難な場合が多い。
そもそも理解しようという姿勢がない場合ならば批判されて然るべきではあるが、そうとも言い切れないこともあると思う。理解が出来ないこともあるだろうし、無知であるということを知らないだけでもある。
このブログサイトが晒されているのは少々言動が一方的で押し付けがましく、それが無知と相まって批判を招いているのだと思う。が、彼女が自分が正しいと考えている理由は無知ゆえだ。批判をする前に指摘をした人間はいるのだろうか?

追記1

ブログはパス制になってしまった。
要するに彼女は本家の自分のサイトからのリンクで来る人間以外が気持ち悪くて仕方がなかったわけだ。無知だからこそ感じる感情ではある。

追記2

彼女がどのように無料ウェブサービスを利用しようと、他者には関係ないはずだ。彼女なりに理由があってブログにはブックマークをしてほしくなかったのだ。(たまたまそれはウェブの仕組みを理解していなかったために理解している人間から見ると的外れなものだったが。)
それを見て面白がっている人間こそ問題だと思う。

追記3

最初にこれを知ったのは、この記事だった。
http://deztec.jp/design/05/06/21_link.html
他のブログなどの関連記事などは読んでいないが、最初に書いたはてなブックマークからもわかるように大抵の人間が無知な初心者を晒し者にして、面白がっているのではないかと思う。
記事は初見の時点で紹介記事のみだったので初心者に対しても丁寧にウェブサイト改善案を提案している徳保氏がこんな晒し上げをするのだろうかと思っていたが、後の記事を見ると読み間違いだったようだ。
ただ、この記事を読んだ人間がどの様に受け取ったか、「無知な初心者は晒されて当然」と読んだ人間が多い気がする。

感想

インターネットはもはや技術者のためだけのものではないし、無料ウェブログサービス等はウェブサイトを作成するためのHTMLの学習の時点で挫折してしまったユーザーも取り込んでいる。
W3CやXHTML1.0strict、CSS、そういうものはウェブ技術者が気にしていればいいだけのことだし、初心者にそれらの学習を強要するのは無理がある。
徳保氏が言っている通り、棲み分けというのが適切なのだろう。
閉鎖的なコミュニティに閉じこもりがちな日本人は、もう少し外に出てもいいのではとも思うけれども。