mixi

http://www.networkworld.jp/midnight/-/21104.html

 会社や学校など、現実社会の人間関係は、近年ますます希薄になりつつある。会社の同僚のプライベートなどは、よほど仲良くないかぎりタッチしないのが普通だ。ところがmixiで友達になってしまうと、前述のように見るともなくマイミクのページを見てしまうことになる。そしてそこで公開されている日記には、昨日はどこで飲んだ、新しいPCを買った、仕事でこんなことがあった…などなど、プライベートな内容がガンガン公開されている。せっかくmixiで友達になったのだから、コメントでも書いてみようか…という気持ちで交流が始まり、結果的に濃厚なお付き合いというスパイラルに組み込まれてしまう。

 「mixi中毒」と言われるほどmixiにハマってしまう原因は、この手の「対人間関係濃縮プログラム」にあると筆者は推測している。

 そして、そのように煮詰まった人間関係は、一歩まちがえば、たいへんこじれた関係に発展してしまうようだ。mixi内部でストーカーのように慕われてしまったり、妙に憎まれてしまったりするのは、このあたりに原因があると言えそうである。

kusakabeさん騒動では自分は特にkusakabeさんがアカウント剥奪に値する人物だったかどうかにはあまり関心がなくて、明確な説明のないまま実行に移してしまうmixi運営のやり方と、即効でアカウント復活していたちごっこを繰り返してしまうシステムに疑問を持っているだけなんだけど。確かにその周辺の利用者各々の反応や言動には違和感を感じないこともなかった。
これをモヒカン族ムラ社会という言葉で説明できなくもないけど、それらは少し語彙が少ないというかそもそも誰かが既にやっているだろうからやめる。
kusakabeさんとはmixi上で少し交流する機会があったのだが、確かにとらえどころのないような回答をする人でまるでウナギを捕まえにいっているような感じだった。気をつけていても、どこかで相手の言動をひっくり返してしまおうと考えてしまう自分がいる。kusakabeさんを大会処分に追い込んだ人たちはその結果、自分の言わんとしていることさえも見失ってしまって混乱に陥ってしまったのだろう。ログを見る限りその憤りをkusakabeさんに対してぶつけてしまい悪循環に陥ってしまうケースが多いように思った。
あまりmixi内部のことばかりはてなダイアリーに書くのもよくないと思うが、このようなただの人格否定合戦ではない互いの認識の違いから起こる人間同士のコミュニケーションのいざこざはインターネット特有のものだ。現実社会では立場の違いや認識の違いをお互いに意識しあってコミュニケーションの齟齬を柔軟に吸収して必要以上の争いを起こさないように立ち回るのが普通だ。mixiというさまざまなジャンルの人間を一緒くたにしてしまうシステムはまさにインターネットのコミュニケーションの縮図なのだと思った。
うまくまとまらん。