Web Designer

思いつくままに書く
友達に「ウェブデザインには興味がないんだね」といわれて、そういえばそうかもなあと思った。
というか自分の中では「ウェブデザイン」という言葉はグラフィック、インターフェイスのデザインだけをさす言葉ではなくて、ウェブ上で実現されるさまざまなサービスそのものをデザインすることだと拡大していたことに気づいた。それはたぶん間違った解釈ではないのだろうけど、就職というカテゴリの中で考えたときに「ウェブデザイナーになりたいんです」と言ったところで結局「イラレとフォトショは使える?」っていう話になってしまうのだな。使えるけど。
ウェブデザイナーの使命が「アクセスを稼ぐサイトを作ること」であるなら、もはや「きれいでフラッシュバリバリのサイトが作れます」では意味が無い。
検索エンジン対策、来訪者に2クリック以上させる技術、リピーターを獲得するためのコンテンツの提案。
企業サイトだって RSS を吐かないようなサイトは時代遅れになってきた。
自分が使っている RSS リーダーは livedoor Reader なんだけど、そこには 85 のフィードが登録されている。つかい始めたばかりなのでこれからまだまだ増える予定。これだけの情報をリーダーを使わずにひとつひとつ巡回する気力なんかない。個人ブログならいくらでもネタがあるので再訪問も望めるが、更新するネタの少ない企業サイトでは初回の訪問時に RSS 登録されなければアウトだろう。
これまで無知なクライアント相手に小手先の「ウェブデザイン」で仕事を獲得してきた「ウェブデザイナー」たちは、この先のウェブ全体の革新のなかでその立場自体が危うくなるだろう。クライアントだっていつまでも無知ではない。ウェブの本当の真価にそろそろみんな気づき始めている。今からでは遅いくらいだ。
ウェブサイトは「外注」という今までの常識もそろそろ廃れるだろうな。そのニッチを狙うのもいいかもしれないが、競合は腐るほどいるだろう。
大企業は技術者を抱え込む、もしくは大手と提携する。弱小 IT 企業が仕事をもらうには、ひたすら技術を磨くしかない。あと理論も。「これからのウェブ」に対して明確で独自の理論をすぐに提示できなければ。
もう寝ます。