ハウルの動く城

映画館でみたはずなんだけど、どこで、誰とみたんだっけ?とか思いながらみていたら、思い出した。
確か一昨年のクリスマスあたりにみたんだ。
ハウルって、宮崎駿ジブリ作品では今までいなかったタイプの人間だと思う。まず女がいて、男がいるみたいな話ばっかりだったような。フェミニストなのかもしれんね。もののけ姫とかナウシカとか。
ハウルも大して深い描かれ方はしていないんだけども、話の中心はハウルの心臓、カルシファーハウルの関係で、ソフィーは外部から関わってくるいうのは今までなかった構図じゃないでしょうか。耳をすませばはちょっと近いけど。
耳をすませばとの類似性についても少し考えてみると面白いかもしれない。耳をすませばのほうは誠二君だっけか、あれはほんとに薄っぺらい描かれ方をしていて、女の子のほうが(名前忘れた)メインだった。
ハウルのほうはもっとその闇の部分や過去とかをさりげなく、ただしそれを中心にはおかない描き方で、あくまで話はソフィーの視点で。
あれかな。ハウルの、全く適当に生きてるんだぜっていう風にふるまっておきながら、本当は死ぬほどがんばってるってとこがあれだったのかもしれん。
しょうもない終わり方も、ハウルの生き方を描くっていう方を選んだとしたなら、あれでよかったのかもしれない。
なにか、ハウルに対してどのような結末であっても用意されてしまっては腑に落ちなかったかもしれないし。
けっこう好きだなこの映画は。いや、この映画についてはもっと書きたいんだけど、まとまらないな。