断絶

いちばんおそろしいのは、断絶。
こちらがつたえたいことが、うまくつたわっていないこと。
ぜんぜんかんけいないこたえをもらうこと。はぐらかされること。拒否されること。にげられること。
しらないふりをされること。みみをふさがれること。
つたえようとしないこと。理解をあきらめられること。
そういうときぼくはまだじぶんの理解や努力がたりないのだからもっとがんばらなければならないと考える。
でも、ぼくががんばることに意味が無いのかも知れない、つまり、ぼくは断絶されるべきである、そうすべきだとみんなが考えているのではないかと不安になる。
努力したり考えることをやめるのはかんたんなんだろうと思う。しかし、それは、じぶんが死んでしまうこととイコールなのではないかと思う。
ひとから恨まれたり、断絶や拒否されるのがわかっていたなら、無能のままでいたかった。