最近見た

バットマン ビギンズ [Blu-ray]

ダークナイト [Blu-ray]

新生バットマンシリーズですね。１作目と２作目でも少し違う映画なんですが。面白かったです。ビギンズは、現実感のある設定のアメリカンヒーローもの、今となってはこういうの普通になってきましたけど。冒頭のシーンでは、これ、バットマン？という展開が続きます。バットマン誕生のいきさつをじっくり描いていくんですね。ここら辺はとても新鮮みがありました。嘘っぽい世界を嘘っぽくみせない工夫が凝らされている。後半の舞台となるゴッサムシティの描かれ方はとても独特です。とてもマンガ的に描かれているが、人が生きている都市という感じもちゃんとでている。

で、映画のタイトルから「バットマン」を排したダークナイトですが、前作で特徴的だった街の描き方を全く変えてきています。監督も同じ、出演者も殆ど同じなので、これはあえてそういう風に変えて描いている。前作ではあまり描かれなかった警察内部の描写が増え、刑事物としても見ることができる。相手役のジョーカーは、バットマンとの表裏一体という関係。善と悪の根源にあるのは何か、というテーマ。これは現実世界のアメリカの役割、に照らし合わせているのかもしれない。まあでも、あまり批評的に見るのも良くないか。ジョーカーという人物が非常に特異で、印象に残る。「悪」という部分が、際立っている。演じたヒースレジャーは、この映画の完成直前に急死してしまいました。遺作ではないようですが、彼の経歴の中でも一番に上がる名演技だと思います。

トランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディション (2枚組) [Blu-ray]

トランスフォーマーは変形がすごかった。その一言につきますね。対象とする人が全く見えないストーリーでした。なんでわざわざ人のたくさんいる市街地にいったんだろう…。まあ、そのほうが盛り上がるから良いけど。

ミリオンダラー・ベイビー [DVD]

この前グラントリノをみて、イーストウッド良いなあと思ったので。一緒に見てた人が「明日のジョー＋その後ですね」と言っていたので、確かに、と思いました。いや、違うけど。良かった、と簡単に言ってしまうのはためらわれるような、話でした。

東のエデン 第1巻 (初回限定生産版)【Amazon.co.jp 限定リバーシブル・ジャケット仕様】 [Blu-ray]

あとは東のエデンをみました。アニメですね。こういうのってSFなのかな。話の引っ張り方が良い。前半は、基本的に主人公をずっと追っていく視点なんですね。時間的な跳躍ほとんどなしに。主人公が記憶喪失なので、断片的な情報は現れて来るんだけど、全体像がつかめない。話が進んで登場人物が増え、情報がつながっていくにつれて次第に全貌が見えてくる。これがとても面白かった。一気に見たせいもあると思いますけど。あと、全１１話なんですが、映画をやるらしい。そのためか、すべての謎は解明されない。映画化が決まったからなぞを残したまま終わったのか、わからないですけど、テレビ版だけ見るとちょっと最後が物足りないかも。