ダウンワードスパイラル

おなじようなみちをぐるぐる廻って、なにかを否定したり、なにかを好きになったり、踏みつけられた小さないのちはひっそりと死んでいって、踏みつけられた地面にはひっそりと小さないのちがうまれていく。
ぼくはそのたびに怒ったり悲しんだり喜んだりする。
ぐるぐるまわって、どこにたどりつけばいいんだろう。
たぶん大事なものは最初から持ってるし、だとすればそれを落とさないようにまわり続けるしかないんだろう。
ただし、落ちていく感は否めない。