手を伸ばす。

たとえば、音楽を聴いて感動した。見たこともない映像を見て驚嘆した。そのことを伝えることができる人間は限られている。
通じない人間と話すことは無駄だろうか。
無駄ではない、必ず伝わるという期待を持っても、しかし絶望的に僕の力不足か、相手の感受性のなさの溝にはまる事もある。
それでも伝えたいことは伝えたいんである。
なにごとも。
それには僕がもっとことばを覚えなければならないし、真摯に向き合ってもらえるようにならなければいけない。