「反論は認めない」という愚かさ

ウェブ上に公開している文章に「ここの日記には肯定的な意見のみのコメント書き込みを認めます」なんて事を平気で書いておける神経が理解できない。
自分の文章には批判や反論の余地が全くないという自信の表れなんだろうか、でもだったらそんなこと最初から書いておく必要ないよね。
ウェブにかぎらず、自分の意見を述べるというときには同時に反論や批判を受ける可能性があることも理解しなきゃいけない。
自分と全く同じ意見しか持たない人間なんて存在しない。否定や批判が嫌だというのは人とのコミュニケーションをとりたくないといっているのと同じ。「自分の周りには自分と同じ意見の人ばっかりだよ」なんていう人は、周りがめんどくさがって合わせてくれてるだけなんじゃないかと疑ったほうが良いね。
なんて事を mixi のニュース記事の下にくっついてる日記を見てると思う。ほとんどがニュースから連想した自分に関する日記ばかりなんだけど、たまに記事に対して突っ込みを入れている人がいて、「なるほど」とおもったり、「それは違うだろ」と思ったりする。
「なるほど」と思った場合は特に何のアクションも起こさないんだけど。「それは違うだろ」と思ったときはついコメントを書き込んでしまう。間違っていることは正したいと思うし、もしかしたら自分の認識が間違っているのかもしれない。どちらにしても双方にとって有益ではないかな。批判や反論が必ずしもネガティブな方向に転がるものではないと信じたい。
で、その結果としては、相手が間違っていたと認めるのが2割、自分の認識が改められるのが2割、相手が日記を閉じるのが2割といったところ。残りは無視かな。成功率4割。自分は記事に対して批判しているのに、自分が批判されるのは嫌だなんて自分勝手すぎるよね。